抗菌加工は少しだけ
調理を担当する先生方はともかく、配膳をする子供たちの白衣に果たして抗菌加工が必要なのか。
O―157の流行以降、当たり前になった抗菌加工。
とりあえず私たちは「?」から入りました。
「手洗いの習慣づけの方が効果があるのじゃない?」
「抗菌の薬剤って、子供の皮膚に影響ないの?」
「使ったときの滅菌効果って見て分からないよね。どのくらい効果があるんだろう?」
小学校に通う子供を持つママ社員さんを交えながら(このホームページでおなじみの子供の目線・母の目線ブレーンチームの皆さんです。)の議論の末、薬剤の安全性が十分確認できれば加工を加えましょうという結論になりました。
小さな子供たちには、例えば白衣を咥える子もいれば袖で鼻を拭く子もいる。病み上がりで抵抗力の落ちている子供もいるかもしれない。そんな子供たちの、手洗い以上の効果は期待できないかもしれないけれど、リスクを減らせるのなら良いということです。
結果、私たちが選んだのは基準は、「院内感染に対応するほど強くなくても良い、でも食の安全を脅かす大腸菌やブドウ球菌からはきちんとガードする。」というものです。
その結果、見た目は同じ白衣ですが、子供たちの給食衣と調理用の先生方の白衣は、抗菌強度の違う加工を施してあります。調理現場と配膳とではおのずと必要とされる対菌効果が異なるからです。また、子供たちの衣類にむやみと強い薬剤を使うべきではないとの思いもあります。
メーカーの本音を言ってしまえば、同じ生地で作ったほうがはるかに効率が良いのです。 生地の在庫の管理も倍の手間がいりますし。正直なんとか一本化できる基準はないかと、紡績に無理をいいいろんなデーターを比較しても見ました。
しかし用途の違う白衣を同じ基準でくくることは、やはり無理な話。
「1枚あたりのコストが変わらなければ、最善の物を使おう。」
最後は全員一致でした。
薬剤の安全情報について、本当に細かいところまで提供してくれた「日清紡」さん感謝です。
おかげで私たちは、子供たちに優しくてしかも安全な基準を見つけることが出来ました。
調理の場で白衣の出来ることは多くはありませんが、少なくとも白衣の上で病原菌が繁殖することのない環境を整えることは出来ました。
残念ながら、食と病原菌の関係はこれからも続いていくでしょう。
私たちは常に最新の情報に耳を傾けながら、子供たちに安心を届けたいと考えています。




